’03 PD日本チャンピオン決定審査会初日 (’03.4.19 個体審査)

訓練の一環として今回はPDのチャンピオン審査会に出陳することになりました。満12ヶ月以上18ヶ月未満ということで若犬牝組での出陳です。
訓練所での面会ではあまりサリーを観察できませんでしたが、今回はゆっくりとサリーとコンタクトすることができました。
体型はほとんど変わってはいませんし、少し痩せて見えます。前足を痛めてから体重を押さえ目にしているとのことです。印象として変わったのは、毛が長く全般的にカールが目立ようになりました。落ち着きがなく何にでも興味を示すところは、以前と変わりありません。

初日の個体審査は受付番号(ゼッケン番号)に関係なく、並び順に審査を受けることができます。サリーは午後から審査をうけることになりました。
触審、アップダウン、ラウンドをして審査されます。その審査結果は公表されず2日目の比較審査に加味されて序列が決まるそうです。
警察犬6犬種、出陳頭数627頭、ラブラドールは170頭でそのうち若犬牝組は24頭、ちなみにシェパードは227頭でした。

触審、ジャッジの奥さんも椅子に座って見守っている。一頭づつ写真に収めていたのが印象的。
ラウンド、全犬にアップダウン2回、ラウンド2回を指示していた。
審査の結果を記入、丁寧な審査をするジャッジ。
この時は缶コーヒーの差し入れがあり、成分をしつこく確認していた。その間サリーはステイのポーズ。


’03 PD日本チャンピオン決定審査会2日目 (’03.4.20 比較審査)

初日とうって変わって曇りのち雨、気温は13度くらいできのうと10度以上低くなっています。しかし、犬にとってはいい気温といえます。
今日はシェパードとラブのみの比較審査です。何の予備知識もない私が始めてハンドリングをすることになり、サリーもさぞ面食らったことと思います。格好だけなら見よう見まねでひくことはできるでしょうが、ハンドリングのテクニック、犬の心理状態をみてのテンションの上げ方などなど、犬をより良い状態にしてジャッジしてもらうためには、それなりの勉強が必要でしょう。サリーの訓練もさることながら、オーナハンドリングを志すには、私自身の訓練も必要なことを痛感したことはいい収穫でした。

L犬若犬牝組24頭の比較審査が開始されました。最初のラウンドの後で、個体審査の結果を加味した先ず12頭のピックアップありました。一番にピックアップされたのは同じインターナショナル犬舎の「アリアドネ」で、サリーは 12頭の最後にピックアップされました。(一番にピックアップされた「アリアドネ」は終始トップを独走、結局この組の日本チャンピオンに選ばれました。)
ピックアップされた12頭でアップダウンの結果5頭が更にピックアップされ、その中で「アリアドネ」がチャンピオンの栄冠を獲得することになりました。

最初にピックアップされた12頭の序列は変わることなく、5頭ピックアップされたうちチャンピオンを除く4頭が「日本チャンピオングループ」に、12頭中5頭を除いた残り7頭が「日本リザーブチャンピオン」に決定、サリーはかろうじて「日本リザーブチャンピオン」に選出されることができました。さらに残り12頭は1席から10席の10頭、席外の1頭が選出され審査は終了しました。

170頭ものラブを見る機会は初めてです。PDでは犬体を体高、体長、胸深、胸囲で測定していますが、審査会で見かけるラブは見るからに胸囲が大きいのと、犬体にはないようですがヒップの大きい犬が目に付きます。これぞラブといった印象をもちました。
サリーは胸深は長いようですが、上から見ると細いという印象で犬体からするとあまり優位性はないのかもしれません。いま少し体つきは変化するのでしょうが、サリーについてそんなことが感じられた審査会でした。

サリーに引っ張られるハンドラー。
「前が空いているから急がなくっちゃ」
最後にピックアップされたサリー。
ピックアップされないと白線の外
サリーだけのアップダウン。注目。