’04日本チャンピオン決定審査会 (’04.4.17、18)

五月晴れのような、晴天に恵まれた二日間でした。場所は江戸川河川敷緑地帯です。
昨年と同様の場所にインターナショナル犬舎のチームが陣取っていて、二日間ともお世話になりました。

原因が分からない左前脚の故障も、かばう様な歩き方をしなくなったので予定通り出陳することにしました。
犬舎のテントにつくなり、お世話になった訓練士さんがサリーを引いて見てくれました。
サリーのベスト体重が32キロとすると、5キロ近いオーバーはサリーにとって歩くこともしんどいはず、まして足のトラブルは取り返しのつかないことになるので、即刻減量するようにとの注意がありました。
がっちりした見栄えの良いラブは、決して肥っているわけでなく骨格からそうなっているのであって、サリーは動きやすいサリーのベスト体重で、サリーの良さを引き出してやるべきとのご指導を頂きました。素人にはそのあたりの判断が難しく、大いに反省です。
L犬(ラブ)とS犬(シェパード)は、初日は個体審査と訓練試験(成犬のみ)で、二日目が比較審査です。

初日(訓練試験と個体審査)
いずれもクラス別ゼッケン番号順というわけでなく、準備のできた犬から並んで審査をうけることになります。暑くならない、早いうちに受けることにしました。
訓練試験は一辺15mのクランクを、紐無しで行きは常歩、帰りは速歩で脚側進行をさせ、最後は立たせた犬の回りを一周して脚側停座で終わるというものです。
二日前から裏の原っぱで練習をして、できることを確認していましたが、環境が変わるとどうなるものか心配でした。幸い合格、個体審査に進むことができました。
個体審査は牡が英国、牝が日本の審査員です。前の東日本と同じように、なかなか受ける犬がこなくてマイクで何回も催促してました。結局牝ラブでは最初に個体審査を受けたのは、サリーだったようです。
その時のサリーのテンションは低く、集中力がなく、走りには覇気がなく、個体審査は良い状態ではありませんでした。
後で訓練士さんのアドバイスを聞くと、犬がどういう状態でいるとテンションが上がるか、集中できるか、そのタイミングを見ることが必要で、私のようにサリーの状態も確認せず、空いているからといってやみくもにリンクに立たせるものではないとのことでした。
私としては、暑くなってサリーがだらけないようにと早いうちに審査をうけましたが、どうもそん単純なものではなさそうです。反省。
比較審査ではこの個体審査をもとにして、クラスごとの今年の日本チャンピオンが決定されます。

二日目(比較審査)
サリーの属する成犬牝組はエントリー17頭で、最後から2番目の審査、最後は成犬牡組です。11時ころの審査開始で、黒ラブにとって日差しの強い今日のような日は辛いです。
個体審査の結果をもとに最初にピックアップが行われ、サリーは12番目位にピックアップされました。
後はまさに並んだラブを比較しての審査です。その度にリンクを走ることになりますが、これがサリーにとって、年寄りの私以上にきついものだったようです。


走るたびに走りが遅くなり、その度にサリーの後ろの犬がサリーの前に繰り上がり、この点はJKCと違って辛いものがあります。

サリーは、体重を含めて管理不足の主人を大いに恨んだことでしょう。反省。