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かくれんぼ

サリーの科目練習の中に遊びをいれることから、遊びの中に訓練の練習を入れるようになって半年近くが経ちます。
訓練やラウンドの練習に喜求性がなかった頃にくらべると、いまは好きなボール遊びに熱中して、たまに出される訓練科目のコマンドに戸惑っているような状態です。
出されたコマンドの意味は忘れてないようで、訓練競技会を目指している訳でもないので、喜びを全面に出しながらコマンドに従う動作を見てこれでいいのかなと思っています。

遊びと科目練習が一緒にできれば、犬に意識させることなく平常な状態で訓練の練習ができます。かくれんぼなんかは練習を兼ねたいい遊びではないでしょうか。
原っぱでラムとサリーに伏せをさせて、回りを騒ぎながら回ってもじっと伏せをしておれることは、「伏臥」の実際的練習となります。
人に見られると少々恥ずかしいのですが、奇声を発しながら、「にゃんにゃんが来た」とか「ワンワンだ〜」とか言いながら回りを走って回っても、じっと伏せの状態をしておれるのは、「伏臥」の本来的な訓練ではないでしょうか。

原っぱも今は雑草が勢いよく生い茂って、人が隠れるのには絶好な状態です。ラムとサリーに「伏せ」をさせておいて、茂みに長いこと隠れていてもじっと「伏せ」がしておれるのは、「休止」の実際的な訓練といえます。
身を潜めて場所を移動し、暫くしてから「来い」といって私を見つけさせるのは、「かくれんぼ」そのものです。
犬達の表情をみていると、不安ながらに我慢して伏せをして待っているのはいじらしいものです。そして「来い」の声を聞いて、声の方向に走って探し回る様子は嬉々としていて見ていても楽しくなります。
遊びながら訓練の練習をする、いろいろと工夫をしてみたいと思います。