選別のように目的物の置かれた場所を見せないで探すことが最終目的ですが、はじまのうちは犬を待たせておいて、ボールを隠すところからはじめると犬も探索の意味がわかるようです。 ただいきなり隠すところを見せて探させるのは犬にとってもつまらないので、いくつかダミーの場所にも行って隠した真似をすると、見つけ出した時の犬の喜びが大きいようです。 探索する犬の様子を見ていると、尻尾を大きく振りながら獲物を見つけるように喜々として探しています。 訓練に喜求性のなかったサリーですが、好きなボール遊びを応用して訓練することで訓練への喜求欲がでてきました。好きなものを求めて訓練することから、訓練そのものが好きになることもあるようです。 その先には、やはり好きなものが手に入るという期待があるからでしょうか。