サリーの介助訓練 5

’02.8.12

「テイク」のコマンドは、折に触れ実践で継続して訓練を重ねて行きたいと思います。
このところやたらと物をくわえて持ってきます。指示しないものを持って来たときは、知らない振りをして無視することにしています。
するとサリーはくわえたまま主人達の回りをデモンストレーションしてますが、それでも無視していると、座っている膝にのしかかってくわえたものを見せます。ほめてやるべきか悩ましい所です。

次ぎのメニューはドアを開ける訓練です。

居間には引き戸と普通のドアの2種類がありますが、先ず普通の前後に開閉するドアの開け方の訓練から始めます。
ドアのとってはフックを下に引いて開けるタイプで、サリーが立ちあがって飛びかからないと取っ手に届きません。
そこでまず「アップ」のコマンで立ちあがって、取っ手に足を掛けることから教えることにします。

いきなりドアの取っ手に向かって「アップ」を教えましたが、ドアに飛び掛ることはいけないことのように思うのか、ドアの前でお座りをして尻尾を振るだけです。
人に対しては飛び掛ることを強く抑制しているのに、こんどは強制的に飛びかかれと言うのですから、サリーにとっては面食らうのでしょう。
そこで庭の出入り口の比較的低い門柱に向かって「アップ」の練習をすると、スムーズに飛びかかりました。いずれは新聞を持ってきて欲しい新聞受けのあるブロック塀に向かって、「アップ」と言うと塀に飛びかかります。
余勢をかって、玄関の取っ手にむかって「アップ」と言うと、初めのうちは躊躇してましたがうまく取っ手に立ちあがってくれました。「アップ」のコマンドを理解したかどうかは分かりませんが、指差しながらコマンドをだすと飛びつくことは覚えたようです。

「アップ」のコマンドができるようになると、居間のドアの取っ手に向かって立ちあがり、取っ手に前足をかけフックを押し下げたはずみに、自重でドアが前に押し開けられる偶然を待つばかりです。
このチャンスが来るまで、ドアの取っ手を前に「アップ」の訓練をします。

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